2017/09/18

耐久性を考える


 試作品を製作しているうちに、色々と試している生地の話です。
これの考えがちょっとずつですが、当初のイメージから変化してきました。
生地を選ぶうちに、商品の土台・基礎になる大切なものなので、やはりどうしても慎重になってきます。

耐久性
その生地の持つ風合い・雰囲気
実際に作りあがった商品のデザイン

今回は耐久性の面から書きます。。。





生地そのものが持つ耐久性を超えてしまうなど、極論を言ってしまうと絶対に破損しないものなどは存在しないのと、“耐久性”と一口に言っても、実際のところは自分の感じている部分と、他の人が受ける部分では異なってくるのですが、作り手の工夫でその可能性を取り除くことは可能だと考えています。


自分も山歩きなどで使用していると、生地に負荷がかかり実際に破けてしまった事を経験しました。
耐久性が重要になってくるハードな場面になるほど、その重要性を実感します。
特に縦走などでは長期間の行動になってくるので、極力不安感は取り除きたいと思います。
逆に日帰りのハイキングなどでは荷物が軽くなる分、そこまでハードなリュックなどは必要なかったりもする事もあります。
シンプルな道具を好む方もいれば、逆に機能性が多いのを好む方もおられます。
実際にはそこに、使う人それぞれの好みが存在します。

また、ただ単純に丈夫さだけを追い求め、デザイン的な要素が無くなってしまうのもよくないです。
自分自身、登山用品店などに行けば、まずはカッコいい道具を見つけるとテンションが上がります。
商品を選ぶきっかけとして、次の段階で耐久性が要素のひとつとして出てきます。
「今回はテント泊縦走をするから、丈夫なリュックにしようか。」
「軽快に歩きたいから、軽そうなリュックを選ぼうか。」

デザインと強度というものはリンクしてきます。

軽ければ軽いほど、楽かもしれないけど耐久性は劣る
丈夫であればあるほど、重量が増えることが多い
デザイン優先
強度優先


今回の内容を書いていても、それまでの考えや、新たに色々と思いつきます。
話の脈絡が続き永遠に書いてしまいそうで程々にします。苦笑


全てのシチュエーションを考え、それを全てカバーすることは膨大な事ですし、かなり難しい部分でもあるので、自分的な明確なコンセプトを置き、物作りに取り入れてみたいと考えています。
少なくとも自分の中でイメージに近いものを作れれば、 しっかりとお伝えできる自信も生まれます。
やはり、コンセプトは大切です。
(ちょっと強引にまとめてしまい、分かりにくい文章ですいません…)

ちょっと備忘録的な内容でした。
また書きます。


#素材
-OUT TRY SPACE-
“Mountain&Life.Rucksack factory”