2017/08/30

印付け



チャコ。

ペンではなくオーソドックスな物を使ってます。
コーティングされた生地なんかにすごく便利です。

始めた頃はボールペンで線引きできていたので十分間に合うもんだと思ってました。
でも、中には生地に書き込めないものも出てきました。
やっぱりチャコは役に立つと再認識。

けっこうボロボロと割れやすいので注意しつつ…



#日常
-OUT TRY SPACE-
“Mountain&Life.Rucksack factory”




2017/08/26

富士山の記憶

 夏に富士山へ登った山の記憶です。



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富士山って「 登る山じゃなく見る山。 」と表現される事がある。
山は標高だけがか全てじゃない、山のもつシルエットの美しさも本来の魅力だからだろうか?
確かに、登山道は混雑してて嫌気がさす人もいるんだろうなぁ〜。初めて山小屋を経験した人からしたら雑魚寝だしなぁ〜。たしかに人がわんさかいる。何というんだろうか、大人達の修学旅行感?笑

山頂へはいくつも登山ルートがあるけど、個人的には御殿場ルートが、この山の持つ大きさを感じられる場所としては一番好きだ。


【富士山・御殿場ルート】
日程/日帰り
行程/御殿場口新五合目七合目付近ビバーク仮眠砂走館御殿場口頂上剣ヶ峰御殿場口ピストン




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登山口に到着。 
頭上は雲が広がっていたけど、空模様に怪しさはなく、大丈夫な感覚。しばらく何とか持ちそうで何より。
個人的には雨男だと思う一方、今回一緒に来た人に聞くと晴れ男なのだそうで、今日の天候はそちらへ転んでくれたみたい。

登山口のここまで下界から一気に高度を上げたので、運動前の腹ごしらえをかね、高山病予防に登山口のベンチで休憩して過ごす。

雲の切れ間から時折山頂が見える。いつ来ても改めてその大きさを感じさせる雄大な姿。 

海外の登山客も。

鳥居をくぐっていよいよ登山スタート。時間は18:00頃だった。

まだ気温的にはそこまでは寒くなく、長袖のアンダーシャツで具合がよかった。やっぱり夏山なのか時刻の割に予想外に薄着でいける。

御殿場登山道は富士の頂を見ながら視界よく解放感の中を進んでいける道が続く。

すぐに大石茶屋。
この先、廃業小屋が目立ち、かなりの距離で小屋がない。

御殿場登山道は他のコースと比較すると営業小屋が極端に少ない。
登る時間も長いのであまり初心者だけのグループは見かけない。 それも重なってか、まるで違う山を歩いている錯覚を覚える。

足元にはかなり火山灰が積もっている。クッションを通り越して足が埋まる感覚に近い。すぐに富士山に来たんだと実感。
靴の中には砂が躊躇なく入り込んでかなり不快。
今回登山スパッツは持ってきておらず本当に後悔。

山体が大きいので山頂も大きくて、まるで近くにあると錯覚しそうだけど、実際にはまだ遠くにある。
この日は星が綺麗で本当に素晴らしかった。


行動中はウインドヤッケとフリースの組み合わせで体温調節しながら登ってゆく。
停滞時間(ご飯などの大休止。)では、それでも寒いのでダウンジャケットを着用。


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六合目あたりで腹が減ったので夕食を摂る。
富士登山は標高も高く、夜間の時間帯を歩くため夏でもかなり冷え込む。
歩かずに立ち止まるとその温度差をより一層そう感じる。
メジャーな吉田ルートだと夜間でも渋滞になるのは当たり前で、こうしてゆっくり腰を据えてご飯を取ることが無理だったりするから、自分達の状況はありがたい。温かいメニューが冷えた身体に元気をくれるし。

写真の小屋は日の出館だったはず。
営業している山小屋さんでも御殿場ルートでは夜間はひっそりと静か。

なんとなく二人とも体温が上がらないので、途中に温かい飲み物を飲んだりする。
自分が飲んだのはホットミルク。
今回は天気もいいので放射冷却を身体に感じながら、体感温度はけっこう寒かった。これで雨降ってきたら最悪だろうなぁとイメージ。マジで良かった。

ご来光の時間を逆計算して、この日はツエルトに包まって仮眠をとる事にした。
このコースはご来光を山頂でなくても途中に見ることができるのが気に入っている。 
あまり時間に制約されず動けるのも、何となく性格的にも合っている気もしたり。

砂走館。少しずつ空が薄明るくなってくる。
ここまで来るとかなり登ってきた感覚になる。


山頂までの最後の小屋でもある赤岩八合館の手前で御来光が見えてきた。


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初めての山で経験したご来光は、強く自分の心に印象的だった。
こうやって何度富士山を訪れても、山の上で変わらず味わえる美しさ。
雲海から現れる太陽の光と雲が交錯し、刻一刻と変化する。開放的でもあり色彩感の溢れた光景。
今回も素晴らしい瞬間に出会えた。

太陽の力もすごい。
夜に冷えた身体を温めるには十分すぎるくらいで、心地よい感覚にさせてくれる。
そんな動物的な感覚は、街でいるよりも山にいると少し際立つと言うか、より強く感じさせてくれる。生命感つよし。



赤岩八号館は素朴な雰囲気の小屋だった。



各ルートのゴールには鳥居が建っている。
今回食べた行動食。
薩摩芋の甘納豆に醤油煎餅。クリフバーに干し梅と。
行動食には甘み・塩味・酸味を取り入れるように心がけている。

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富士登山は各ルートからの最高点があり、そこまで登ればとりあえず終わった感じがする。
本来は剣ヶ峰のピークが富士最高峰。どうせなら足を延ばしてみたい。
剣ヶ峰までは火口のある山頂部を歩いて進む必要があるので、意外と天候が安定していないと断念する場合も多い。

富士山には過去2回登りに来てるけど、風もなく快晴の天気だったのは初めてだった。
ようやく念願のお鉢巡りをぐるっと一周歩けた。

視界の先には旧富士測候所が見える剣ヶ峰のピーク。
なんか月面世界に来たかのような感覚。

富士山の火口はとてつもなく大きい。
お鉢巡りだけでも一周するにも1時間は必要。表現的にはある意味で日本で一番高いハイキングコース?

とうとう、富士登山3回目にして、念願の剣ヶ峰に登頂&お鉢巡りを行えた。
ここが日本で一番高いって場所だけでも嬉しいのに、快晴の天気のおかげで爽快絶好の気分。

ささやかにビールで祝杯。
でも高地だけに普段よりも酔いが回る。山頂から見る景色が何よりの酒の肴。

Six Moon DesignsのFeather Pack。
容量は25リットル程度の小型ザック。
ユニークな構造で最大40リットルまで容量調節が行えるのが特徴的。 見た目もスッキリ感があり格好いい。残念ながら今は廃盤モデル。

夏期限定の山頂郵便局もあり、実際にここから山の便りを送れる。


2時間ほどお鉢巡りなど山頂でのんびりと過ごした。

さっきまでの山頂での快晴が嘘のように、下山を開始しばらく後に雨が降ってくる。

大砂走では雨を含んだ火山灰や砂利が入ってきて痛かった。さすがにスパッツは必要。

砂走では某超有名トレイルランナーとすれ違う、桁違いのスピード感は凄かった。


何回登っても富士山は新鮮な気分にさせてくれる。
でも、近い将来?全然わからないけど、残念ながら噴火する予測がされている。
本当なのか?こんなに穏やかなのに。

それはそれで凄く悲しい事実に思える。
自然現象なので防ぎようがないけど…絶対に美しい富士山は残ってほしいと改めてそう思った。



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