2016/04/28

山道具【ツエルト】

山道具の紹介。

山で泊まるための道具として『ツエルト』を使っています。
重量もフレーム入りのドームテントと比較しても軽く、装備の軽量化を実現。ツエルトを積極的にテントとして使うならば、ライト装備志向に近づきます。

衣食住すべての道具を背負い歩く山行パターンでは、ツエルトは有効な手段だと思います。
(テント泊を始めた頃から長い期間ドームテントを使用していました。)


ツエルトを設営する場合、ドームテントの様なフレームがないので本体は自立してくれません。
専用のポールなどを販売しているメーカーもありますが、それの代用として、トレッキングポールや自然木を利用して設営します。
テントより素早く撤収できますが、逆に設営時は時間がかかり、練習など慣れが必要に感じます。

結露もテントに比べて(特にダブルウォールテントとの比較時。)注意しないと高確率で発生します。

結露防止には画像のような換気ホールがあり、そこで通気を調整します。

実際に使ってみると、テントより優れている点もあれば逆に不便に感じる部分もあります。

しかし、本来持っているメリットとなる点を伸ばし活かせば、融通の効く、使える山道具です。


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自分がツエルトを気に入って使う理由の一つに。テントより、自然を近くダイレクトに体感する感覚にさせてくれるところでしょうか。
床の部分は紐でくくれますが、基本的には底割れ式です。床を開放すれば土間のようにも使え、靴をそこで脱げたりもし、ツエルト特有の使い方が可能です。
冬場なんかは積もった雪面を少し掘り下げれば、フロア内部の空間を広げることが可能になりますし、そういった自由度の広がる所も、使っていて心地よい道具だなと思います。


冬の八ヶ岳@黒百合ヒュッテ前にて設営。
…この時は外気温マイナス25度前後でしたが問題なく使用できました。


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あとツエルトに抱くイメージとして、緊急事態が起こってしまった時に使う、ビバーク用品のイメージが強く、あまり使われない代表的な山道具の一つだと思います。
テントとして使わなくても休憩時の風よけとして、体にくるんで使ってみるのも便利な点です。
優れた防風性があり、体温が奪われやすい冬場なんかは実に頼りになります。


換気ホールにロープを通せば吊る事も可能です。とっさの場面などでも簡易的に使えます。この画像の時はテント指定地に大量の積雪があり、まともに設営できない状態。単独で疲労感も残っていたので、除雪は程々に半ビバーグ状態で一夜をあかしました。


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ツエルトの元々の語源はドイツ語の『Zelt』
言葉の意味はテントなのです。その昔使われていたウィンパーテントなんかは、まさしく現在のツエルトと形状がそっくりなのも面白いなと思いました。



-OUT TRY SPACE-